口腔内ケアのスペシャリストが教える、デンタルフロス・歯間ブラシの使い方
口腔内ケアのスペシャリストが教える、デンタルフロス・歯間ブラシの使い方
2021.11.24
毎日歯ブラシで歯磨きをしていても、実は歯と歯の間の細かな隙間にまでは毛先が届いていないのです。
一見きれいなお口も、歯と歯の間には汚れが残っていてそこから虫歯や歯周病になってしまうことがあるのです!
こちらを見てください。
歯と歯の隙間に汚れが溜まっているのが分かります。これを放置することで硬い歯石になり、自分するお掃除ではとれなくなってしまいます。
では、歯と歯の間はどうやってお掃除するのがよいのでしょうか?
歯の隙間の掃除をするアイテムとして、デンタルフロスと歯間ブラシがあります。
それぞれいろいろな種類があるので、使い方をご説明します。
デンタルフロスの使い方
デンタルフロスの種類は主に3つ、それぞれ特徴・使い方が異なります。
1.糸だけのフロス
フロスを指に巻きつけて使います。常にフロスのキレイな部分を使えるものの、慣れるまで扱い方が難しいです。
2.ホルダーつきフロス(糸ようじ)
スーパーや100均でもよく見かける、安価で入手しやすい商品。前歯は通しやすいですが、奥歯が通しにくいのが特徴です。
3.ホルダーつきフロス(ウルトラフロス)
2.の糸ようじと違い、ホルダーがY字の形になっているのが特徴です。奥歯にも通しやすいのはこの形!
このようにして使います。
このようにして使います。
①デンタルフロスを持ち、歯ぐきを傷つけないように、歯と歯の間にゆっくりと入れる。
②歯の表面に沿わせるようにして、デンタルフロスを前後に数回動かす。
※歯ぐきではなく、左右の歯の表面に沿って当たるように動かしましょう。
※歯ぐきではなく、左右の歯の表面に沿って当たるように動かしましょう。
歯間ブラシを使ってみよう!
歯間ブラシは、針金に毛がついてブラシになっているので、歯と歯の間が広い場合にピッタリです!
太さも様々なので、自分の歯間に合ったものを使いましょう。最初は、細めのものから始めると使いやすいです。
歯間ブラシの種類と特徴
- アングルタイプ:奥歯のラクラク、初心者にもラクラク
- ストレートタイプ:自由に曲げて使えるスタンダードなタイプ
- カーブタイプ:つまようじ感覚で使えるスグレモノ
歯間ブラシの使い方
【慣れるまで】
まずは、まっすぐ入れて前後に動かしてみましょう。
【慣れてきたら】
歯面や歯肉に沿わせて多方向からみがいてみましょう。
歯間ブラシは自分に合ったサイズのものを使うのが重要!
歯間ブラシはsss~LL(0.7mm~2.0mm)と幅広いサイズがあります。
自分の歯間よりも小さな歯間ブラシを使っていると汚れがきれいに取りきれません。また、自分の歯間よりも大きな歯間ブラシを使っていると歯茎を傷つけてしまったり、歯茎が下がってしまう原因になりますので、ピッタリのものを選びましょう!
最初は歯科医院で選んでもらうのがおすすめ
歯間ブラシのサイズや、使い方のご相談は、お気軽にスタッフまでお尋ね下さい!
翔己会の歯科衛生士が、お客様の口に合わせてお選びいたします!