舌癖(ぜつへき)ってなに?
舌癖(ぜつへき)ってなに?
2022.03.02
お子様が夢中になってゲームをしていたり本を読んだりしている時に、口をポカーンと開けて舌を出していることはありませんか?
また、ものを飲み込む時に舌を前に押すような動きをすることはありませんか?
出っ歯や滑舌の悪さが気になる場合、舌癖(ぜつへき)が原因かもしれません。
舌癖とは
では、舌癖とはどんなものなのでしょうか。
下のチェックリストを見てみて、一つでも当てはまれば舌癖の可能性があるかもしれません。
- ・無意識に口をポカーンと開けていることがよくある。
- ・口角が下がっている。
- ・さ行、た行(な行、ら行など)が舌足らずな発音になる。
- ・食事中、食べものが口からよくこぼれる。
- ・飲み込むときに歯の隙間から舌が押し出される。
舌が押し出される様子は以下の写真のようになります。
お心当たりはありませんか?
上のチェックリストのような舌癖の影響には、以下のような原因があると考えられています。
舌癖の主な原因
- ・口を開けて息をする鼻の病気(アレルギー性鼻炎、慢性鼻炎、蓄膿症など)
- ・喉の病気(扁桃肥大、アデノイドなど)
- ・下の裏のひも(舌小帯)が短い
- ・指しゃぶりなどの習慣(前歯に隙間ができて舌が出やすい)
これらの原因による主な舌癖の症状が以下になります。
舌癖によって引き起こされる問題
- ・歯列の乱れ(出っ歯)
- ・口の周りの筋肉のゆるみ
- ・口角のゆるみ・炎症
- ・口呼吸
- ・歯周病やむし歯になりやすい
舌癖の直し方
舌癖を治すためには、小さい子どものうちに、正しい舌の位置を覚えること、ものの正しい飲み込み方を覚えること、それを習慣化していくこと、が重要です。
舌癖を治すだけで、前歯の歯並びや滑舌の改善が期待できます!
また大人になると改善が難しく、治療にも時間がかかってしまいますので、子どものうちにトレーニングもしくは治療することが大切です。
かい矯正歯科では、舌癖を治すためのトレーニング、MFT(筋機能訓練)を行なっています。
詳細は、かい矯正歯科のホームページでご覧いただけます。
お子様の舌癖が気になる場合は、お気軽にご相談ください!